第57回 高知県リハビリテーション研究大会 開催要綱 テーマ 介護人材不足と利用者確保難にどう向き合うか ~高知県幡多地域からの発信~ --- 開催趣旨 日本は「2025年問題」「2040年問題」という大きな転換点に直面しています。 2025年には団塊の世代がすべて後期高齢者となり、医療や介護の需要が急増します。 総務省の推計では、75歳以上の人口はおよそ2179万人に達し、 医療給付費は約48兆円、介護給付費は約15兆円規模に拡大すると見込まれています。 さらに2040年には団塊ジュニア世代が高齢者となり、 全国の高齢化率は35パーセントを超える見通しです。 医療・介護費用は現在の1.4倍から1.7倍に膨らむとされています。 必要な介護人材は、2026年度でおよそ240万人、2040年度でおよそ272万人と推計されています。 しかし、現状から見て25万人から57万人が不足する見込みです。 高知県でも、2026年度には約411人、2040年度には約1984人の介護人材が不足するとされています。 特に幡多地域では過疎化と高齢化が顕著で、人材確保と育成が喫緊の課題です。 一方で、高知県全体では人口減少が進み、 高齢者人口の減少は介護サービス利用者数の減少にも直結しています。 施設の空き定員や待機者減少も顕在化しています。 つまり、「人材不足」と「利用者減少」という相反する課題に、同時に向き合う必要があります。 このような状況の中で、地域の持続可能性を守るためには、 予防・医療・福祉・行政・住民が一体となり、 それぞれの役割を果たしながら連携することが不可欠です。 幡多地域からの発信として、限られた資源を有効に活用し、 高齢者にも事業所にも安心できる仕組みづくりを進めることが求められています。 介護人材の確保と利用者の安定支援を両立しながら、 地域に根差した持続可能なシステムを構築し、次世代へつなぐことが私たちの使命です。 --- 開催概要 開催日:令和7年(2025年)11月9日(日曜日) 時間:午後1時から午後4時30分まで 会場:四万十市総合文化センター(しまんとぴあ)大会議室1と2 住所:高知県四万十市右山五月町7番7号 開催形式:会場とオンライン(Zoom)の併用 定員:会場60名、オンライン95名(いずれも先着順) 主催:高知県リハビリテーション研究会  理念:高知県に地域リハビリテーションの理念を普及させる 大会長:宮本 寛(高知県リハビリテーション研究会 会長) 実行委員長:田中 きよむ(高知県リハビリテーション研究会 理事) 後援:高知県 参加費:会員・非会員ともに無料 --- 参加方法 下記URLまたは二次元コードから申し込みできます。 URL:[https://rihaken4.wixsite.com/57taikai](https://rihaken4.wixsite.com/57taikai) URLやQRコードでの申し込みが難しい場合は、別紙の参加申込書を使用し、 令和7年11月4日(木)までに、FAXまたはEメールで事務局に申し込んでください。 --- 日程 午後12時40分から:会場受付およびZoom入室開始 午後1時から1時10分まで:開会挨拶  挨拶:宮本 寛(大会長) 午後1時10分から2時まで:基調講演  テーマ:「介護人材不足の背景・状況と今後の方向」  講師:田中 きよむ(高知県立大学社会福祉学部教授・高知県リハビリテーション研究会理事) 午後2時10分から4時30分まで:パネルディスカッション  テーマ:「介護人材不足と利用者確保難にどう向き合うか」  副題:「保健・医療・福祉・行政・住民のスクラムをめざして」  パネリスト(五十音順)  ・荒川 泰士(高知県ホームヘルパー連絡協議会 会長)  ・芝岡 美枝(高知県幡多福祉保健所 地域支援室長)  ・西本 久美香(NPO法人 ふくしねっとCoCoてらす 事務局長)  ・溝渕 敏水(医療法人聖真会 渭南病院 院長)  ・山本 博昭(四万十市社会福祉協議会 局長)  コーディネーター:田中 きよむ(高知県立大学 社会福祉学部教授) 午後4時30分:閉会  閉会挨拶:田中 きよむ(実行委員長) ※質疑応答の時間があります。オンライン参加者はZoomのチャット機能で質問できます。 --- ## 地域リハビリテーションとは 障害のある子ども、成人、高齢者とその家族が、 住み慣れた地域で安全に、その人らしく、いきいきと生活できるようにすることを目的としています。 保健・医療・福祉・介護、さらに地域住民を含めた生活に関わるすべての人々や機関・組織が、 リハビリテーションの立場から協力し合って行う活動を「地域リハビリテーション」と呼びます。 (日本リハビリテーション病院・施設協会の定義による) --- 参加申込書(概要) 参加方法:会場またはオンライン 参加区分:正会員、賛助会員、非会員、学生 記入項目:氏名、フリガナ、メールアドレス、電話番号、勤務先または学校名、業種、都道府県 会場参加(非会員)は、領収証宛名も記入可能 締切:令和7年11月4日(木)まで 提出先: 高知県リハビリテーション研究会 事務局 株式会社 幸 デイサービスセンター幸のつどい(担当:中平) 住所:〒781-5103 高知県高知市大津乙1212番地7 電話:088-855-4163 FAX:088-855-4164 Eメール:[rihaken@rihaken.sakura.ne.jp](mailto:rihaken@rihaken.sakura.ne.jp) ホームページ:[http://rihaken.sakura.ne.jp/rihab/](http://rihaken.sakura.ne.jp/rihab/)